2013年2月6日水曜日

手のひらに美術館を:Kindleはすごい!

ハードウェアとしてのKindleがすごいと何度も書いた。そのおかげで、私自身のKindle版著作も大きく改善した。ところで、Amazon.comでは、美術作品が安価なKindle版になって、次々と発売されている。いくつかを紹介しておきたい。

まず、Works of Leonardo da Vinci (Masters of Art) [Kindle Edition]である。わずか8.4MのデータにLeonardo da Vinciの主な作品とその解説が載っている。価格は2.62ドル。もちろん、画像データはそれほど鮮明ではないので、タップして大きくすると、荒くなってしまう。それでもこの価格で、この内容、本当にKindleはすごい。なお、このKindle本には、目次も付いていてとても使いやすい。このKindle版は、Delphi Classicsのシリーズで、他の画家の作品もある。
もうひとつ、767 Color Paintings of Rembrandt van Rijn - Dutch Painter and Etcher (July 15, 1606 - October 4, 1669) [Kindle Edition]を紹介したい。タイトルの通り767の画像があり、データサイズは32.0Mと大きいので、画像はやや見やすいような気がする。それでも、価格は3.4ドルと安い。最大の難点は目次がなく、767の作品のそれぞれがどこにあるかわかりにくいことである。Jacek Michalakが著者であるが、同じ著者の他の画家の作品も多数ある。

これらを買うと、重い美術書を持たないで、いつどこでも世界の優れた作品が楽しめる。バッハやベートーベンがいつどこでも聴けるのと同じことが実現しつつある。おそらく今後多くの電子書籍出版社からより鮮明な画像のKindle版が出てくるだろう。
こうして、美術品への関心が高まれば、おそらくさらに格段に画質が良い、高価な印刷版も多く出版されるようになるだろう。相乗効果に期待したい。

最後にまた一言。
このようにヨーロッパの絵画の電子書籍が急増しているのに、日本の優れた美術遺産の電子出版はとても遅れている。浮世絵や伊藤若冲など今人気の作品群をどんどん意欲的に出版して欲しい。有能な企業家が登場し、またそれを支援するファンドができて、世界に発信すると言うようなことはできないだろうか。

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