10月14日、四国大学経営情報学部創設時の4名が再び大阪に集まった。
残念ながら、逆光でやや見にくくなってしまったが、中央左が、田中先生、右端が竹内先生、中央右が澤江先生、左が新保である。
(写真はクリックしていただくと大きくなります)
昨年4月に同じメンバーで集まったので、1年半ぶりの再会である。
昨年もそうだったが、何よりも驚いたのは、86歳の田中先生、83歳の竹内先生が、昨年と全く変わらずお元気だったことである。耳が遠く鳴られて大きな声を出さないといけないということもなく、話の内容が混乱していたり、繰り返しであると言うこともなかった。
田中先生は、今でも時には自転車で各地を訪問されておられるが、なかでも東日本大震災の被災地を回られた経験を詳しくお話しになられた。ご友人とはオリンピックまでがんばろうと声を掛け合っているとのことだった。
竹内先生は、四国大学と甲子園大学で講義されていた内容を今どのように深められているかを熱心に語られた。ご専門の内容を詳しくわかりやすく、熱く語られる話しぶりは全く変わっておられない。なお、竹内先生の教え子の太田隼介さんのブログに竹内先生が書かれています。
本会の今年の圧巻は、わざわざ岡山から参加していただいた澤江先生のクラシック・ギターの演奏だった。大学生の頃から始められ、今ではハーモニカの演奏者とともに老人ホームを訪問されたり、大学祭で演奏されたりと活躍されているとのことである。
そして、四国大学創設時の佐藤久子理事長(四国大学の歴史のページへリンク)、当時の斉藤晴男学長(Wikipediaの情報へリンク)、経営情報学部の今居謹吾教授(教授のAmazonの著書のページへリンク)等の、私達を指導していただき、すでに故人となられた方々、また、創設時の多くの学生達を懐かしく思い出した。
おそらく、四国大学は地方の大学として、入学者の確保と教育に大変な苦労をされていると思い、今後のいっそうの発展を、全員で大阪から応援しようということで会は終了した。
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2015年10月15日木曜日
2015年10月5日月曜日
Japanese Companies in East Asia: History and Prospects: Expanded and Revised Second Edition が刊行されました。
退職してから約半年、この期間の主な仕事だった、Japanese Companies in East Asia: History and Prospects: Expanded and Revised Second Edition が、ようやくAmazon.comで販売できるようになった。 (Paperback, October 2, 2015)
Expanded and Revised Second Editionなので、ページ数は342と大幅に増加した。
目次は以下の通りである。
Part 1 Prewar Global Economic System and Economic
Interdependence between Japan and China
Chapter 1 Foreign Direct Investment in the Inter-war Period and Japanese Investment in China
Chapter 2 Trade and the Balance of Payments in Japan and China in the Prewar Global Economic System
Part 2 Japanese Companies and Collaboration in East Asia
in the Inter-war Period
Chapter 3 Japanese Companies and Investment in China during the Second Half of the Inter-war Period
Chapter 4 Collaboration between Japanese and Korean Companies in the Inter-war Period
Chapter 5 Japanese Investment and Collaboration in Manchuria
Part 3 Current Economic and Business Competition and Alliance among Japan, China, Taiwan and ASEAN
Chapter 6 Global Infrastructure Investment, Competition, and the Japanese Companies
Chapter 7 The Rapid Growth of Chinese Companies, and the Institutional Investor Role
Chapter 8 Business Alliances between Japanese and Taiwanese Companies
Chapter 9 Nikkei ASEAN 100 Companies and their Future
各章のうち。赤字で示した章は、今回の増補改訂版で新たに追加した章である。なお、初版からは2つの章を削除したので、かなり大幅な改訂版となった。
この増補改訂によって、以下の点が明らかになったと思われる。第1に、戦前日本企業のコーポレート・ガバナンスが、国内・海外の企業ともに市場中心型であること、そのことによって積極的な海外進出が可能になったこと。
第2に、この投資によって、投資受入国である、満州を含む中国や朝鮮に、企業組織そのものや企業の経営資源の移転を進めた。この投資の推進に当たっては、現地受入国の企業や人々とのCollaborationが広範囲に実施されたこと。
現代においては、グローバル企業は言うまでもなく、日本企業においても、一段と市場中心型コーポレート・ガバナンスが発展しているとともに、海外投資がより大規模になっていること。
現代では、日本企業と現地国企業のCollaborationは、より対等で広範囲なBusiness Allianceへと発展している。特に、日本企業の相対的な地位の低下とともに、その傾向はいちだんと強まっていることなどである。
HPとこのブログで、順次日本語での要約も掲載する予定ですが、ぜひともAmazon.comで現物をLook Insideしていただいた上で、読んでいただけましたら幸いです。
なお、これからKindle版の作成に取り組んでいく予定である。
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Expanded and Revised Second Editionなので、ページ数は342と大幅に増加した。
目次は以下の通りである。
Part 1 Prewar Global Economic System and Economic
Interdependence between Japan and China
Chapter 1 Foreign Direct Investment in the Inter-war Period and Japanese Investment in China
Chapter 2 Trade and the Balance of Payments in Japan and China in the Prewar Global Economic System
Part 2 Japanese Companies and Collaboration in East Asia
in the Inter-war Period
Chapter 3 Japanese Companies and Investment in China during the Second Half of the Inter-war Period
Chapter 4 Collaboration between Japanese and Korean Companies in the Inter-war Period
Chapter 5 Japanese Investment and Collaboration in Manchuria
Part 3 Current Economic and Business Competition and Alliance among Japan, China, Taiwan and ASEAN
Chapter 6 Global Infrastructure Investment, Competition, and the Japanese Companies
Chapter 7 The Rapid Growth of Chinese Companies, and the Institutional Investor Role
Chapter 8 Business Alliances between Japanese and Taiwanese Companies
Chapter 9 Nikkei ASEAN 100 Companies and their Future
各章のうち。赤字で示した章は、今回の増補改訂版で新たに追加した章である。なお、初版からは2つの章を削除したので、かなり大幅な改訂版となった。
この増補改訂によって、以下の点が明らかになったと思われる。第1に、戦前日本企業のコーポレート・ガバナンスが、国内・海外の企業ともに市場中心型であること、そのことによって積極的な海外進出が可能になったこと。
第2に、この投資によって、投資受入国である、満州を含む中国や朝鮮に、企業組織そのものや企業の経営資源の移転を進めた。この投資の推進に当たっては、現地受入国の企業や人々とのCollaborationが広範囲に実施されたこと。
現代においては、グローバル企業は言うまでもなく、日本企業においても、一段と市場中心型コーポレート・ガバナンスが発展しているとともに、海外投資がより大規模になっていること。
現代では、日本企業と現地国企業のCollaborationは、より対等で広範囲なBusiness Allianceへと発展している。特に、日本企業の相対的な地位の低下とともに、その傾向はいちだんと強まっていることなどである。
HPとこのブログで、順次日本語での要約も掲載する予定ですが、ぜひともAmazon.comで現物をLook Insideしていただいた上で、読んでいただけましたら幸いです。
なお、これからKindle版の作成に取り組んでいく予定である。
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