暑い暑い夏が終わった頃、本当に久しぶりに白馬に向かった。自宅周辺の気温も少し下がりかけてはいたが、さすがに白馬はすがすがしかった。
ところが、今年の日本列島は何度も大雨と台風に襲われていて、この時期も例外ではなかった。
最初の写真は唯一晴れた最後の日の朝に撮った、白馬鑓ヶ岳、杓子岳、白馬岳である。2枚の写真を重ね合わせているので、境目が少しわかる。次からの写真でおわかりいただけるように、他に快晴になった日と時間は無かった。
それでも、山と森の中を散歩するのは、どこを歩いても気持ちが良い。我が家の周辺にも緑は比較的多いが、それでもスケールがまるで違う。
最初に向かったのは栂池自然園、とても良く整備された道が続く。「園内一周は約5.5km、所要時間はおおよそ3時間30分から4時間」という説明があるが、ゆっくりと景色を楽しみながら歩いた場合と言えるだろう。
写真のように天気は良くなかったし、紅葉にはまだ少し早く、花々が咲き誇るには少し遅かった。それでも山に囲まれた園を巡るのはとても快適。
次に出かける八方池のルートよりはやさしい道なので、ツアーを利用した人々が多かったように思う。
もちろん、山並みを見ながら散策出来る道が整備されている。
左の写真は高原で悠然と草を食んでいる牛たち、この地方の高度が低い場所には牛たちを放牧しているところがかなりある。狭い牛舎ではなく、高原に放たれている牛たちはさぞかし満足だろう。それを見ていると私達もほっとする。
メイン・イベントはやはり八方池をめざした山登りだろう。ゴンドラとリフトを乗り継ぎ、最後のリフトから約1時間半と言うことになっている。
残念ながら、池の背景に山々が見え、それが池に映るといういうこともなかった。さらに、途中は雨にたたられてしまったが、池に着いたとたん少し晴れたので満足した。写真では空の色が池に少し写っている。
栂池自然園に比べれば道が険しいが、やはり道が整備されているので、けっして難しくはない。
ルートガイドによれば、八方池から唐松岳は3km、2時間半と言うことなので、時間と体力に自信のある方はおすすめのコースと言えるだろう。
雨が続いたある日、雨の中、八方の麓、和田野を散策したが、ここでおすすめしたいのが霜降宮細野諏訪神社である。最近では、白馬のパワースポットだと言われる。
右側に見えるのは、神社の御神木で、幹廻り10メートル、高さは41メートルに及び、県内有数の巨木とされる。
山登りやスキーの間に一度は訪れる価値のある神社である。
ところで、今回の白馬の旅で感じたことを最後にひとつ。今回の旅ではホテルに宿泊したが、そこでのコンシェルジュが残念ながら今ひとつだったことである。
やはり、最初に、宿泊者に旅の目的やこれまでの白馬での経験等を聞き、適切な目的地やそこでの過ごし方などを教えて欲しかった。
特に、白馬の中心となる八方インフォメーションセンターはぜひ紹介して欲しかった。十分な下調べを怠っていたため、3日目にその場所がわかり、その近辺にいくつかお店もあって、とても役にたった。
(ブログのTOP、ブログの目次, 新保博彦のホームページ)