なお、これが終わると、次は日本最多1250品種が咲き誇る「あじさい祭」になるという。
バラは園内だけではなく、ハウステンボス内ホテルの至るところに飾られている。ロビーに広がるフラワーアート「薔薇のホテル」と呼ばれている。
以下は、ホテルヨーロッパ内の写真のいくつかである。左の1枚は、ロビーに入ったすぐのところで写したもので、向こうは朝食やコンサートの会場である。
右は、ロビーからの通路に置かれたものだが、バラの花がボール状にいくつも組み立てられている。ぜひクリックして拡大して見ていただきたい。
ところで、ハウステンボスには、若者向けのいろいろなアトラクションだけではなく、4つの美術館がある。最も中心となるのは、オランダの宮殿を忠実に再現したハウステンボス美術館で、6月24日までは「アール・ヌーヴォーの華 ミュシャ展」が開かれ、世界最多約500点の作品を展示されている。
なお、この美術館の近くにもバラ園があり、中心部から離れているので、ゆっくりとバラの香りを楽しみながら回ることができる。
展示されているのは、内外から集められた伊万里の磁器だが、このミュージアムのみを目的に、遠方から来ても良いと思えるほどの展示だった。
展示室の規模はそれほど大きくないので、3000点なのだから、展示室の隅々まで磁器が置かれているのだろう。右は、入ってすぐの部屋に飾られている大きな磁器で、カメラには入りきらなかった。
下の写真は、観覧車から見たハウステンボスを写しているが、大村湾が一望できる。この壮大な風景もとてもすばらしく、ハウステンボスからの遊覧クルーズがあるようだが、残念ながら乗る機会は無かった。
ところで、日経新聞 (2019年5月15日)「ハウステンボス、営業2割減益 訪日客が低迷 18年10月~19年3月」によれば、「団体で訪れる訪日外国人客(インバウンド)などが低迷し、入場者数は7%減の130万4000人にとどまった。」と言う。
これほど多様な楽しむ機会を与えてくれる、ハウステンボスの経営が低迷していることはとても残念。上場の実現と統合型リゾート(IR)誘致がめざされているようだが、ぜひとも成功して欲しい。
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