2013年3月7日に「南ぬ島(ぱいぬしま)石垣空港」が完成した。関西空港から直行便で往路は3時間弱、復路は2時間20分で行けるようになった。この機会にと言うことで、初めての八重山諸島巡りに出かけた。
八重山諸島最大の島は西表島で沖縄県では沖縄本島に次ぐ。ほぼ同じ面積の石垣島は人口が約5万人、これに対して西表島は人口が2,000人。石垣島からまず西表島に移動して、まずはうっそうとしたマングローブ林と珊瑚の海を巡った。この日の天候は悪かったため、鮮やかさが今ひとつで、TOPの写真としては少し残念ではある。
左の写真は、マングローブ林の砂地からのぞいた小さな蟹、そして廻りには蟹が吹き出した砂の山。蟹はなかなか見つからないが、蟹が掘り起こした砂の山は辺り一面に見られる。蟹の活動量は驚くばかりだ。
右は、西表島で夕日が落ちる直前の写真。波の音を聞きながら、波の向こうに落ちていく夕日を見ているのは、なんと贅沢な瞬間なのだろうか。少し雲がかかっていたのは残念。
次の日は、石垣島に戻って、島最大の見所のひとつ、川平湾に向かった。曇っていた西表島と打って変わって晴れたので、海は右の写真のようだった。グラス・ボートで海を見ることができるが、グラス越しで見るので、写真の写りは良くなかった。
石垣島では小さなテーマパーク石垣やいま村にも立ち寄った。そこにあるマングローブ林が右の写真。天候の違いで最初の写真と比べて、緑が際立っている。
八重山諸島の役割はますます高まっている。それは、尖閣列島を防衛する戦略的な位置にある。海上保安庁の船舶の停泊地にもなっている。海洋国家日本を象徴する島でもある。
また、特に亜熱帯の自然が色濃く残っている西表島は独特の生態系の保護をめざしている。
そして、やはりこれらの島の高齢化、若者の都会への流出があり、他の離島と同じ問題を抱えている。新空港の開港によって多くの人が訪れ、八重山諸島の大切さがもっと認識されて欲しいと思う。
参考:Exploring Okinawa’s Yaeyama Islands, By Chris Willson
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