同書のPart Iでは、単純化した典型的な帝国の興亡を解説。Part IIでは、過去500年間に準備通貨国となったオランダ、イギリス、アメリカについて深く掘り下げ、さらに米中対立についても1章を割く。Part IIIでは、これらすべてが将来にどういう意味を持つかを論じている。
以上の検討を踏まえた、大帝国の相対的ポジションの図が以下の通りである。次のブログで詳しく紹介する18の要因から各国の地位が決められている。1600年以前の中国はともかく、その後のオランダ、イギリス、アメリカの地位については、特に新しい結論ではない。
注目すべきは、第1に、これらの結論を独自に集計した独自の数量的なモデルにもとづいて計算したことである。第2に、アメリカの地位に迫っている中国についての評価である。この点も次のブログで検討したい。
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