「書評:ジュディス、テイシェイラ『アメリカ民主党 失敗の本質』」を掲載しました。(2026.4.8)
書評の「はじめに」は以下の通りです。
私は、先に加藤喜之『福音派―終末論に引き裂かれるアメリカ社会』の書評 を試み、福音派の特徴、その影響力の拡大による、アメリカ社会の分断について紹介した。同書は主題が福音派であったので、政治的には共和党が検討の中心であった。
ジュディス、テイシェイラ『アメリカ民主党 失敗の本質』(会田弘継解説/古川範和訳、東洋経済新報社、2026年、原著はJohn B. Judis & Ruy Teixeira, “Where Have All the Democrats Gone?: The Soul of the Party in the Age of Extremes”, Henry Holt and Co., November 7, 2023)は、民主党を中心にしたアメリカ社会の現状分析、民主党に強い影響力を与えている文化的急進主義の批判、ルーズベルト、ケインズなどによる経済的リベラリズムの必要性などを、民主党の内部から検討しているが、それらを詳しく紹介しつつ、その可能性と問題点を考えてみたい。