「研究ノート:市場中心型コーポレートガバナンスの歴史と現在の課題」を掲載しました。
研究ノートです。クリックしてお読みください。
まず、目次です。
はじめに:このノートの目的、1 新保博彦『日米コーポレート・ガバナンスの歴史的展開』における、市場中心型コーポレートガバナンス論、2 星岳雄、アニル・カシャップ『日本金融システム進化論』における、金融システムの歴史的な変化論、3 日本の現在のコーポレートガバナンス改革について:冨山和彦氏による取締役会関与型指名委員会制度、おわりに
以下は、「はじめに:このノートの目的」です。
最近、二つの書評を試みた。太田洋氏と丸木強氏の著作についてである。その検討を通じて、現在のコーポレートガバナンス に関する課題について、私の研究を改めて整理し、検討する必要があると考えた。
そこで、まず私の主要な問題提起である、1) 戦間期における日本のコーポレートガバナンスが市場中心型であり、日米が共通していたこと、2) 現在、日本ではその経験を踏まえたコーポレートガバナンスの復活が急務であり、日米が再び同じコーポレートガバナンスで競争することが重要であることを、改めて主張したいと思う。
1では、私の研究の要点、2では、私とは異なる視角から同じ主張をされ、この課題では最も広く受け入れられている星氏の研究を紹介する。最後の3は、現在、日本のコーポレートガバナンス改革のひとつの重要な焦点となっている、監査等委員会設置会社が抱える問題とその改革についての冨山和彦氏の見解を紹介したい。
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